「甲状腺手術後の困窮家庭の子どもの里親制度」は月々５０＄（約６０００円程度…レートなどによって変動。ほかに経費がかかります）を､最低２年間支援を続けることを条件に､薬代・生活費にさえ困っているひとりの子どもを支える制度です。1998年夏より開始したこの「里親制度」ですが、おかげさまで現在130人余の里親の方々に支えられる規模になりました。たくさんの方のご参加をお待ちしております。興味がある方は､事務局までご連絡ください。検討していただくための資料をお送りします。

親愛なるMさん

　あなたが私の娘を援助してくれていることにお礼申し上げます。娘は医者になることを夢見て勉強しています。リリヤは月1回治療のために病院に通っています。彼女には心臓疾患も見つかりました。そのための薬ももらっています。また、脊柱にも問題があり、医者は療養に行くようにと言われましたが、療養先に知り合いがいなければ、私たちにとっては難しいのです。

　リリヤが手術を受けた日から家で彼女の世話をしており働くことはできず、経済的にも困窮しています。彼女を連れてゴメリやミンスクといった都市まで検査を受けに行かなければなりません。

　リリヤは1995年に、甲状腺ガンと診断され、甲状腺の摘出をしました。それがどんなに辛く、痛みの伴うものであったかを手紙に書ききれません。手術はミンスクで受け、その間知り合いのところに滞在させてもらいました。手術当日私は朝8時から夜8時まで病院に座っていました。病院から戻るとすぐに眠り込んでしまい、ほとんど食べ物を口にすることはありませんでした。その後も、頻繁に彼女を連れて病院に通っています。

　リリヤは踊ったり、自然の中で散歩したり、友達と楽しいときを過ごすのが大好きです。

（リリヤの母ジーナより）