●コンサート主催者から

2001年2月24日　昭島

　コンサートにはご支援いただき、ありがとうございました。

　私たちの手でナターシャ・グジーのコンサートを開いたのは、今回で２回目でした(９９年はゴスペルファミリー共演。立川カトリック教会にて)。

　 「病気の子どもたちの為に歌いたい」と語るナターシャの真摯な姿は、コンサートの企画、開催準備へと再び私たちを押し出してくれました。今回のナターシャの歌と日本語の上達ぶりは、私たちスタッフの驚きの他に、前回のコンサートで聞いてくださった方々からもお褒めの言葉をいただくことができました。

　会場は公民館という制約のある施設と何度も交渉を重ね、チケット代を1000円から2000円に引き上げた事からはじまりました。カンパのつもりで売れた1000円チケットとは違い出足が悪く、２月に入ってからも、大変な困難を感じていたのですが、幅広いインフォメーションと口コミのおかげで、当日は満席の予約を数えることができました。私たちの会を離れた所でも、人から人へとコンサートの誘いが届きちらしが増刷され配られたことは、後で聞きました。改めて感謝いたします。

　併設した、核事故の現状を訴える写真展(広河隆一)や、子どもたちの絵画集(生きていたい！)を廊下ロビーで、皆さんに丁寧に見ていただくことができました。又、子育て中の方には、保育を利用していただいたことで、ゆっくりコンサートを楽しんでいただけたことも、大変嬉しいことでした。コンサートでの不手際や、課題は残りますが、ナターシャさんの美しい歌声を通じて、ウクライナの文化や、生命の輝き、チェルノブイリの被曝の実態を伝え、共に私たちの生活の尊さを分かち合えたことを思ってやみません。

（ナターシャ・グジーを囲む会　飯田瑞穂）

♪4/30NHK-FM放送「ラジオ深夜宅急便・チェルノブイリを忘れないで」で昭島と大阪でのコンサートの模様、主催者やナターシャ、広河のインタビューなどが放送されました。

♪次号にて2000年キャンペーン・グジー・コンサートの会計報告は次号にて行ないます。

●今後のコンサート予定

ナターシャ・グジー 　　チェルノブイリ１５周年救援コンサート予定のページへ

♪前号でお伝えしましたCD「消えた故郷・命の輝きを歌う2」も好評いただいています。VISAの手配ができたため、当初12月を予定していた帰国時期が6月まで延長することになりました｡コンサートご希望の方は事務局までお問合せください｡（金子）